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楽しく、そして真剣に研修と向き合える「SUNSの体感研修」

研修に対して、ネガティブなイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。
眠い、だるい、疲れるなど・・・
受講した理由を聞くと、上司に指示をされたから受講した、と答えてくださる方もいます。

ネガティブなイメージを抱いている状態で研修を受講すると、どうなるでしょうか?
研修の内容はまったく耳に入ってこず、研修終了後に振り返っても何も覚えていない。ただ無駄に時間を過ごしただけとなってしまいます。

ご縁があってSUNSの研修を受講してくださるみなさんには、そのような経験はして欲しくない。
前向きな気持ちで研修を受講いただけるよう、SUNSの研修では「体感研修」を取り入れています。

SUNSの体感研修の特徴

体感研修とは、研修の中でゲームやワーク、ディスカッションを実施することで、受講者の皆さまに楽しく、そして真剣に研修に向き合っていただくための取り組みです。
講師の話をじっと聞いているのではなく、自らゲームに参加したり、ほかの受講者のかたと話をすることで、研修そのものを「体感」していただき、濃密で有意義な時間を過ごすことができます

体感研修は多くの受講者の皆さまに好評で、研修終了後のアンケートには、「あっという間だった」、「時間が全然足りない」、「もっと受講したい」といったうれしいお言葉をたくさんいただきます。
実際に研修中は、前のめりで夢中になってゲームやワークに参加してくださる受講者の方がたくさんいらっしゃいます。
まずは楽しむこと。ここが、SUNSの研修の入り口だと考えています。

しかし、楽しむだけでは思い出として終わってしまい、学びが身になりません。
体感研修では、ゲームやワーク後の振り返りも丁寧に実施します。

振り返り(内省)は、自分の「思考のクセ」や「行動パターン」に気づくために大切なこと。
人間は、頭では理解できていても、実際に行動できないことがよくあります。
なぜかというと、私たち一人ひとりには過去の経験から形成された、思考のクセや行動パターンがあり、それらが阻害要因となってしまっているのです。

人は、今まで経験したことのない状況に遭遇すると、無意識に自分が慣れ親しんでいる、思考のクセや行動パターンを発動させてしまいます。

体感研修で、未知の経験に遭遇し発生した「事実」と「自分の内面(意識)」を真剣に振り返ることで、自分の慣れ親しんだ思考のクセや行動パターンに気づくことができます
そして、それらが職場において、リーダーとして、「成果を創出するために必要なことなのかどうか」を考えていただきます。

体感研修をはじめたきっかけ

私が体感研修を取り入れようと思ったのは、過去に務めた研修講師の経験がきっかけでした。
はじめて研修講師を務めたのは、飲食店の店長研修。飲食店の店長としての経験があったことから、研修講師は未経験だったにもかかわらず、多くの店長たちの前で研修をおこなうことに。

元々は人前で話すことが苦手で、はじめの頃は、研修講師はやりたくないという気持ちでいっぱいでした。研修講師としてのスキルもなかったため、上司の研修を撮影して身振り手振りをすべて真似するところからはじまりました。

何度か研修講師の経験を重ね、慣れはじめた頃に、ただ一方的に話しているだけでは研修を実施する意味がないな、と気づいたのです。
自分も楽しくないですし、受講者側からも退屈だなという気持ちが伝わってきていました。

そこで、自分の体験談を話す、研修に関連するワークを実施する、といった工夫を取り入れることにしたのです。

私はかなり波乱万丈な人生を送ってきたので、自分自身の体験談が何かしら受講者の皆さんのお役に立てるのではないかと思ったのです。
この取り組みが功を奏し、徐々に私の中で「体感研修」のイメージが膨らんできました。

独立した後、研修講師として座学の研修を行う中でも、いろいろなゲームやワークを取り入れ続けていきました。
すると、受講者の皆さんからのアンケートには、「今まで受けた研修の中で一番良かった」、「SUNSの研修を受講してよかった」といった、非常にうれしい感想をたくさんいただいたのです。

受講者の皆さんの反応をみて、これだ、と確信しました。
その後、あらゆる場での研修の実施や私自身ほかの研修を受講することでブラッシュアップを重ね、いまの体感研修の型ができあがりました。

体感研修の効果

実際に体感研修を受けていただくことで、今まで自分自身が気づくことのできなかった「自分」に気づくことができます
この気づきはとても大切で、今までなぜかうまくいかなかった、人とは違うのではないかと感じていたモヤモヤの原因が判明するのです。

原因が判明することで、自分が今までとっていた思考や言動に対して腹落ちします。
それらの自分の強み、今後の課題が明確になることで、強みは伸ばし、課題は改善するための解決策を見つけることができ、大きな成長へとつながります。

中国の賢者・老子の教えに、このような言葉があります。

「聞いたことは忘れる 見たことは覚える やったことはわかる」

老子のこの言葉を、あるアメリカの研修者は以下のように解釈しています。

 

  1. 聞いたことは、10%程度記憶に残る(講義)
  2. 見たことは、15%程度記憶に残る(メモ)
  3. 聞いて見たことは、20%程度記憶に残る(講義+メモ)
  4. 話し合ったことは、40%程度記憶に残る(討議)
  5. 体験したことは、80%程度記憶に残る(擬似体験)

 

講師が話しているだけでは、その内容のほとんどは記憶に残りません。
受講者が体験したり、話し合ったりすることで、学びの効果は確実に高まります。

ポジティブに、自主的に研修を受講していただくことで、今まで気づくことのできなかった「気づき」を得ていただきたいと考えています。

まとめ

体感研修で大切なのは、楽しみながら真剣に学ぶこと
集中してワークやゲームに取り組んでいただくために、場づくりとカリキュラム設計を大切にしています。

研修に対してネガティブに身構えている受講者の皆さまを、まずはリラックスした状態に導く。
「なんだかいつもの研修と違うぞ」、と思っていただくことからはじめていきます。

研修中は、チーム、もしくは個人でワークやゲームに取り組んでいただき、その後全員で振り返りをおこなうことで、チームで成果を出すために大切なことや、価値のあるリーダーや人材になるために大切なことなどを学んでいただきます。

ただ楽しくゲームやワークをおこなうだけでは、身になりません。
しっかりと振り返りの時間を設け、感じたことや考えたことをアウトプットし、いろいろな人の意見を聞くことで、より価値あるリーダー・人材へと、ブラッシュアップされます。

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