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経営者
新川 義弘さま

株式会社HUGE 新川 義弘さま

SUNSの研修の魅力を教えてください。
学くんの体感研修は、本当にその人がどういう人間か見破られますよね。
体感研修のワークを実施すると、数分でチームの役割を見抜いて、「じゃあ君これね、私これやるからこうやって」と、ロジカルに物事を考えながらみんなを鼓舞する天才が出てくる。

ちなみに私はせっかちなので、「うるせえこのやろー!」って突っ走っていつも失敗します(笑)
それはそれで、「社長の正体見破ったり!」みたいな感じでバレちゃう。おもしろいですよね。

大切なのはその後。
お互いを称えた後、さて、何故このチームは成功して、このチームは失敗したのでしょう?とワークの振り返りをおこなうんですね。
すると、ワークの本当の目的に受講者が「気づく」。

例えば、自分が用意したものが必ずしも人に正しく伝わっているかというと、そうではなく、6割は伝わっていない。いかに物事を正確に、かつ、ポイントを整理しながら伝えるか。それは私たちのホスピタリティの中の生命線なんです。

そういった私たちにとって重要なことを、学くんのセミナーでは気づかせてもらえる。さらに、その「気づき」をシェアする。
気づきをシェアするというのも、彼から教わりましたし、社員たちも習慣化してきていると感じています。

さらにいえば、学くんはメンタルのケアもしてくれる。与えた課題によって何を考えているのか、どうすべきなのか、彼はよく社員たちと話をしてくれます。

もうひとつ学くんの研修に魅力を感じるポイントは、クライアントごとにベストな方法で研修を提供してくれるところ。
私も上場会社で副社長を長くやっていたので、メンター、そしてセミナー講師として話すことがあるなど、どちらかというと学くん側の人間なんです。
けれど経営もしている。学くんにはいつも言っているんだけど、私は「店長経営」なんですね。

料理人でもないし、MBAのホルダーでもないから経営はプロではない。でも現場を鼓舞して、現場のモチベーションをあげて、自分の考えを伝えてひとつにすることは、わりと上手い。
つまりそれって店長の仕事なんです。
だからリアリティがあると思うわけです。そこの軸足を変えずに、今でも経営をしていますね。

そこを彼はよく理解していて、自分で解釈してくれている。「あ、このクライアントはこういうスタイルでいこう」と。
ほかの会社さんの研修について聞いたことがないので分かりませんが、クライアントごとに最適なカスタマイズをおこなって、研修を実施していると思いますよ。

自分の実体験の中から引き出したものを、私の感性や視点を元に、私が一番心を動かされるようなものを持ってくる。時に孫正義、時に他の名経営者のちょっとした動画を見つけてきて、学くんの研修の世界観に引き込むんですよ。非常におもしろいですよね。
当日まで何をやるのかも言わないんですよ。

でもその方がいい!そこはある程度任せていて、いわゆるタイムスケジュールと、こういうことをやりたいという大まかな方向性が定まっていればいいんです。
私はいつも、今日はこういうふうにやりますというのを、研修の15分前に聞きます(笑)
もちろん、実際の関係者とはやりとりをしていると思いますよ。ただキーマンは私になってしまうので、そういった痺れることをしてくれるのがいいですね。ワクワクドキドキさせてくれるんです。
実際に研修を受講されて、会社はどのように変化しましたか?
自分たちが自責の念で自発的に何かを考え、訴え、それをチームで役割を考え、お客さまに向かって行く、それと同時に成長していく。このような考えはリアルに経営に繋がってきますよ。何より、離職率が低い。

肌感覚なので、確証ではありませんが、研修を実施して、「集まる」「学ぶ」「考える」ということを日々実践するようになったら、離職率が減ったんですね。特に、マネージャー陣の離職率は本当に減ったことがはっきりわかります。全然辞めなくなりました。

当社では新卒で入社した社員には3日間の研修を実施していて、そのうちの1日を学くんにお願いしているんですね。
半年後くらいに、改めて新卒にいろいろな話を聞くんですよ。サービスの匠のような人もいるので、そういった人のQ&Aや、新卒二年生なども交えた座談会など、とにかく盛り沢山なんです。

その中でも、学くんの研修が一番よかったと言う人が、全体の8割くらいいます。「遠藤さんからもらった気づきが、一番その後に役立っています」と。
やらせなしですよ?ここは(笑)
遠藤さんはどのような先生ですか?
学くんは本物。世の中の研修講師は、偽物ばっかりなんですよ。データだなんだと。
データだけを一方的に話されても、こちらには伝わらないわけです。所謂、「腹落ち」しない。
伝わっていないのに、そのことに気が付かずに、一生懸命独りよがりな研修をして終わってしまう研修講師が多いように感じます。

学くんはどのような受講者でも、一人ひとりの心に寄り添った研修ができる。一人ひとりに、腹落ちさせてくれるんです。
それってものすごく難しいことですよ。だけれど、それが学くんにはできる。プロの鑑ですね。

少し私たちの話をしますね。
私たちは直営のレストランビジネスを長くやってきまして、どのような組織にも哲学があると思います。その哲学が本当に大切かどうかを判断するのはクライアントなんです。

例えば、お客さまがガソリンを入れにご来店しました。
お帰りになる時に元気よく、「ありがとうございましたー!」と語尾を大声で強調しているスタッフに対して、語尾を強調している「た」はどういう意図があるの?何に向かって言ってるの?といったふうに。

お客さまに喜んでもらえるなら、目と目を見て「ありがとうございました」で十分なんじゃない?と私は思うのです。
つまり、チームを鼓舞したいのか、お客さまに感謝の意味を込めているのかよく分からない「ノリ」っていうのがあってね。どの業界にもそういうのが蔓延している。

これからのホスピタリティの仕事というのは、お互いにおいての本物の信頼関係、そして本当の価値、こういった物を見直すべきなのではないかと考えています。

なぜあのお店に行くのか、自分はなぜあのお店が好きなのか。
今のご時世だからこそ、家族や恋人、友人と話す時に、信頼できるお店、そういったところを人は選ぶようになるはずです。

そう考えると、一貫した哲学の前に、やはりビジネスのあり方、考え方の中に心構えがあるんですよね。そのレベルとか、経験の度合いによっても違うのですが。
学くんは、それを割と広いレンジで人の心を掴んで、本気にさせて、気づかせてくれる天才ですよ。

研修では、ただ話しっぱなしではなく、思考することで気づきを与える「フック」が必要だと思うんです。
つまり、「主体性を持って、腹落ちをする」ということが大切。

どういうことかといいますと、そうですね、伝言ゲームを例にしましょう。
子どもの頃、学校のクラスで伝言ゲームで遊んだことがあると思いますが、あれって、一番前の人が、だるまさんが転んだとはじめると、なぜか一番後ろの人は、猫ふんじゃったで終わるんですよね(笑)

ああいった、伝言ゲームがなぜか成り立たない、という仕組みには、実は気づきがあって。
例えば、僕がディズニーランドにいったときの実話なのですが、うちの娘が子どもの時、キャストのお兄さんにビッグサンダーマウンテンの場所を聞いたことがあったんですよ。
そうしたら、スッと真っ白なパンツから地図をパッと出して、パッと開いて、娘の名前を聞いて、娘の名前を呼びながら、娘が理解できる方法で場所を教えてくれたんです。
そして、その場所を指し示すときの手の美しいこと。90度じゃなく、100度なんです。この10度の違いが、ディズニーランドのキャストなんです。

私はその感動を、そのまま誰かに伝えたとします。
そうするとその人は、「なるほどね」と自ら納得し、ストンと腹落ちする。

ところが、私が店長会議でこう言ったらどうでしょう。
「お前らいいから、手で何かを指し示す時は100度でやれ!」
各店長が各店舗へ戻って、スタッフに向けて「おいお前ら!社長が言ってたから、手で何かを指し示す時は100度にするぞー!」って言っても、これじゃスタッフたちへ浸透しないんですよね。
なぜかというと、腹落ちしていないから。なんで100度なのか、その意味が分からない。
時間をかけても、丁寧に理由を伝えてないと意味がないんですよね。

あらゆる経営者が言っていますが、これからの時代は、「腹落ち」だと思うんです。
自社の商品やサービスが好きだ!ではなく、自社の商品やサービスの、何が良くて、何を伝えたいか。
そのエネルギーが人の心を動かし、本物の感動と、本当の価値を生むんですよ。そして本物の信頼関係が生まれる。

学くんがこれから世の中に何を訴求していきたいのかは、話しているわけじゃないから、ちょっとポイントがズレるかもしれないのですが。
彼のように、本質を貫くスタンスでいる人間が、これからは生き残ることができる可能性が高いのではないでしょうか。何より、私たちが必要としていますからね。