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遠藤コラム第1回「研修講師に目覚めたきっかけから活動するまでの話」

今回は私が研修講師をはじめるきっかけとなった出来事から、研修講師として活動するまでのお話をします。

昔から、自分が手助けをすることで人が成長することに、うれしさや、喜び、やりがいを強く感じるタイプの人間でした。

そう思うようになったきっかけのひとつに、20代の時に経験した、ワーキングホリデーがあります。オーストラリアのグリーン島で、ダイビングの講師として働いており、そのときの楽しかった体験や経験が今につながっています。

その話をすると長くなってしまうので、また別の機会にお伝えすることにしましょう。

研修講師のおもしろさに気づいた
「某・宅配寿司チェーン」の研修

さて、研修講師のおもしろさに気づいたのは、当時在籍していた飲食コンサルティング会社でおこなった「某・宅配寿司チェーン」の店長研修で講師を務めたことがきっかけでした。
それまで、研修講師としての経験は一切ありませんでしたが、過去に飲食店で働いていたという理由から、指名されたのです。

研修講師を担当する上での、詳細なレクチャーなども特になく、研修の練習や準備などはどう進めたらいいのか、困惑していました。

そこで、私は何をしたかというと、当時の上司がやっていた研修を撮影して、そのまま、真似したんです。
いわゆるモデリングというやつですね。話す内容や話し方、身振り手振りもすべて真似をしました。

当日までにすべてを覚えられなかったので、研修の休憩中には次の時間で話す内容の動画を見て必死で内容を頭に叩き込んでいました。
研修中は緊張で頭がいっぱいで、終わった後は、無事に終わることができた安堵感でいっぱいでしたね。全身、汗びっしょりでした(笑)

その後も繰り返し研修をおこなっていくうちに、徐々に慣れてきて、だんだん場を感じられるようになり、いろいろな工夫をするようになりました。

研修講師を「職業」として意識しはじめた「内観研修」

最初はやってくれといわれてはじめた研修講師でしたが、本格的に研修講師になりたいと思ったのは「内観研修」を担当したことがきっかけです。

内観研修とは、自分自身ととことん向き合うことで、本当の自分に気づくための研修です。
受講者の意識に触れる研修なんですが、大きな気づきを得て、受講者の心が動いている姿に、私自身の心も、何度も動かされることがあったのです。
この時から、次第に研修講師として、自分がみなさんの人生のお役に立ちたいと考えるようになりました。

すると、ちょっとしたご縁で、ある研修会社を紹介していただく機会を頂きました。
志高く入社したもの、理想と現実の差があまりにも大きく、想像よりもはるかに早いスピードで退社することになってしましました。
これからどうしようか考えた結果、研修講師として独立することを決めたのです。

いつかは研修講師として独立したいという想いはありましたが、当時はまだそこまで力を入れていたわけではなく、一人になってしまったから一人でやっていくか、という感じでしたね。それが2008年の冬のことでした。

独立するも苦労の日々・・・そして訪れる転機

独立後、まずは研修会社に登録をして、依頼がきたら案件を受ける、という日々を繰り返していました。研修会社とは別に、紹介で依頼を受けることもありました。

当時、研修講師として目指していたロールモデルの人がいたんですね。
その方のような生き方を目指して模索していたのですが、なかなかうまくいかなくて、苦しんでいたことを思い出します。
本当に、明日食えるか食えないか、その瀬戸際を歩いていましたね。

その瀬戸際をあきらめずに歩けたのは、研修会社のアンケートが、非常に評判が良かったからなんです。

自分のやっている研修はたくさんの人に評価していただけている。あとは販売チャネルが開拓できれば、絶対にやっていける・・・
自分の中の希望は、やがて確信へと変わっていきました。

そして転機が訪れます。2014年に研修講師として、ある会社さまの研修を依頼されます。
お打ち合わせの際に私の研修スタイルを担当者の方にお伝えしたところ、興味を持っていただけて、研修の内容について一任してくださったんですね。

そうして、私のやり方で研修を実施したところ、とても評価してくださり、そこからいろいろな会社さまを紹介していただけるようになりました。
その会社さまとは今でもお付き合いがあり、大変感謝しています。

そこから、研修講師としての土壌を広げていくことになります。今もそうですが、私の研修はリピーターのお客さまがとても多いんですよね。本当に有難い話です。

最後に:研修講師は「天職」

研修講師は、本当に天職だと思っています。
講師として登壇する時はいつも緊張しますが、変なストレスはありません。
日々やりがいをもって取り組むことができ、研修講師という仕事に巡り合えたことに、いつも感謝しています。

自分がここまでたどり着けた理由は、「好きこそ物の上手なれ」という言葉を信じてやってきたから。
そうでなければ、真の価値を提供することはできないと思うんです。
無理な営業はしたくありませんし、売りたくないものは売りたくありませんし、できないものはできない、いつも自分の心に素直であるからこそ、自分が「本物」と思える物をみなさんに提供できているのではないかと考えています。

私は、研修講師として唯一無二の存在になりたいんです。
他に変わりがいない、存在になりたいんです。

不思議ですね。
ブレずに自分の心に素直に向き合うことが、今の仕事につながっているのかもしれません。

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